記憶が紡ぐ美しき恋物語。【僕は君に、10年分の『 』を伝えたい。】

 

おはようございます!

 

読書の秋がやってきましたね!!

 

否。

 

 

通り過ぎていきましたね!!!笑

 

 

もうすっかり冬ですよ冬。

小説はいっぱい買ったんですけど結局読めずじまいでこんな時期になっていました(;゚Д゚)

 

ただ流石に危機感を感じたので最近少しずつ消化していってます!

そしてこの前、一冊読み切ったので早速書評を書いていこうと思います♪

 

 

僕は君に、10年分の『  』を伝えたい。

 

今回紹介する本のタイトルは僕は君に、10年分の『  』を伝えたい。

著者は天野アタルさん。

 

基本的に僕は小説を買う時は表紙の雰囲気とあらすじを見てびびっときたものを買うようにしているので特別この著者さんを推してます!という方はいないです(^▽^;)

ちなみに天野アタルさんの作品は初めて読みます!

 

この作品に関しては表紙どストライク、あらすじもどストライクと読む前の評価としてはかなり高くなっています!笑

 

そんな惹かれた表紙がこちら。

 

 

 

淡い恋物語のような雰囲気を感じませんか??

絶対良い話じゃん!!って表紙を見た時点で思いました♪(´艸`*)

 

そして帯裏にあるあらすしがこちら。

 

「誰、ですか……あなた……」 叩きつけるような豪雨の日、僕の彼女、美鶴の記憶がなくなった。 しかも、失った記憶は——3年。 それは、ただの3年ではなく、僕たちが出会い、関係を積み重ねてきた大切な時間だった。 僕を知らない美鶴とどう接すればいいのか? 僕たちはまた関係をやり直せるのか? 混乱しながらも彼女を支えようと決めた最中、美鶴には僕と出会う前から心に残っている人がいると知り——。

僕は君に、10年分の『  』を伝えたい。

 

そうなんです、記憶喪失です。

記憶を失ってしまった彼女のために奔走するも実は付き合う前から彼女には好きな人がいたという何とも言えない切なさを感じるあらすじですね(ノД`)・゜・。

 

果たしてこの物語にはどんな結末が待っているのか、記憶を取り戻すことはできるのか…。

 

どんな話?

 

この物語のキーワードは「記憶」です。

 

主人公である亀井戸 大介(以下カメ)とその彼女である剣城 美鶴(以下美鶴)がほぼメインのストーリーですが、大切な人が記憶を失ってしまったら自分だったらどうするかということを考えさせてくれる作品だったと思います。

 

ましてや失った記憶が全てではなく自分と出会ってからの記憶が丸々だとしたら相当悲痛な思いをすることになるでしょう。

 

 

美鶴の記憶が失われたために赤の他人となってしまったカメ、彼がどのようにして美鶴と再び距離を縮めていくのか。

記憶が失われたからこそ知る美鶴に隠された「心に残っている人がいる」という秘密。

カメの持っている唯一記憶から消えてしまった過去のトラウマ。

 

 

これらの真相を全て知った時、きっと読者の方々は涙すると思います。

 

 

小説というものは本当によくできているなと改めて思いました!

 

全てを読み終えて気づく散りばめられた伏線の数々。

「あの場面はこういうことだったのか」と辻褄があった時はぞくっとしちゃいましたね。笑

 

評価と感想

 

 

5点満点中4.5点!!

 

満点じゃないのは自分がまだたくさん小説を読んでいるとはいえないため、いきなり書評記事で満点出しちゃうと後の評価が大変になってしまうということで4.5点にしました!

 

なので実質満点ですね!笑

 

とにかく感動した!綺麗な恋物語だった!というのがぱっと出た感想です。

必ずしも良いこと続きではなく何度か訪れる危機に読み手としても心をくしゃくしゃにされてしまうのですが、読み終えた時には「素敵な話だったな」と口にしてしまうくらい心が洗われました♪(●´ω`●)

 

カメと美鶴がどのようなカップルなのか想像しやすい文面となっているのですが、自分もこの2人のような関係性を築き上げていけたらいいな~なんて淡い感情を抱きました♪笑

 

ページ数も約250ページと決して多くは無いのですが印象に残るシーンがたくさんあります!

 

タイトルである『  』の空欄ですが読み終えた人それぞれ色々な言葉を当てはめると思います。

自分なりの言葉を書きたいところですがたぶんネタバレっぽくなっちゃうので心の中にしまっておこう。笑

 

 

映像化をぜひして欲しい!

それくらい小説だけで展開が終わってしまうのがもったいないと思える作品でした!

 

恋愛物の小説が好きという方には特にオススメできる作品だと思います♪^^

皆さんもぜひ読んでみてください!☆

 

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